2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

放射

さまざまの要素の中で特定の項目を強調したい場合、その項目を中央に配置する。 そして強調したい項目を中心にそのほかの項目を放射状に配置する。 重要な項目を中心にすると視線は中心を意識して視線が周辺部分へ向かった場合でも再び中心へ戻ることになり…

孤立

複数のさまざまな項目を配置していくと隙間を生めて余白のないレイアウトになってしまうことがある。 密度感がありにぎやかで楽しい雰囲気になるが、その中で1つの項目を強調したい場合がある。 囲みを作ったり、区切って差別化する方法もあるが、周囲に余…

差異

並列に配置された項目の中で、特定の1つの項目を強調したい場合には、強調したい部分を他の項目と差別化して別のデザインにする。 さまざまな方法が考えられるが最も簡単な方法は、囲んだり、色で塗りつぶしたり、罫線で区切って他と区別する方法。 また、…

明暗

物を見たときにその違いが元も際立つのは、明暗の差をつけたコントラスト。 何かを強調して見せなければならない場合、強調するものとその他の物との間に大きな明暗の差を付けるとよい。 一番明暗の差が大きいのが白と黒の組み合わせで、最も強くコントラス…

コントラスト

複数の要素間での差異、つまり違いのことを「コントラスト」と呼ぶ。 差異が大きいほどコントラストが鮮やかになり特定の要素を引き立たせ見る人に強い印象を与えることが可能になります。 コントラストを生み出すには、さまざまな手法がある。中でも人の目…

立体

通常の印刷物はすべての要素が平面上にある二次元の世界。 当然文字や画像も平面上に配置されるが、ちょっとした工夫で奥行きのある立体感を感じさせることも可能。 この立体感によって、紙面上にも奥行き感のある変化が生まれる。 例えば要素の奥に影が落ち…

アクセント

今まではレイアウトを「崩す」方向に向かう作業だったがその崩し方の加減が難しい手法。 基本となるレイアウトはそのままに単調さだけを解消する方法を考える。それが「アクセント」。 ワンポイントとなるような新しい要素を追加することで、紙面にアクセン…

境界

複雑なレイアウトや、配置する要素の多い制作物の場合は、余白を作ったり動きを出すといった変化の付け方は難しくなる。 そんなときは要素同士の境界を工夫し、一部を目立たたせたり区切りをといった変化の付け方を考える。 一番簡単な変化の付け方は、罫線…

切り抜き

一般的なレイアウトでは、写真を四角形の枠の中に配置する。このような写真の配置方法を「角版」と呼び、変化を付けたい場合は角版の写真を斜めに傾けたり、大小の変化をつけたりする。 写真を切り抜いて扱うことを「切り抜き」と呼ぶ。通常の切り抜き写真は…

ムーブメント

安定感のあるレイアウトというのは、別の言い方をすれば「動きがない」ということになる。 動きを感じさせるデザインは、人目をひきつけるもの。動きを感じさせるにはどのような方法があるか。 一番簡単な方法は、動きを感じる写真を使う方法。 また、写真や…

サイズ

文字や写真をレイアウトにまとまりを感じさせるためには、各要素のサイズを統一するとよい。 しかしサイズを完全に統一すると、規則的で硬い印象になる。 レイアウトに変化を付けたい場合は、各要素のサイズに大小をつけるとよい。 大きなサイズは目立つので…

ウエイト

レイアウトするための文字や写真色などはそれぞれの固有の重さを持っている。 重さのことを「ウエイト」とも言う。 紙面に変化を付けたい場合、1つの方法としてこの重さに変化を付けて、重いものと軽いものを対比させるさせる方法がある。 重い・軽いの差を…

余白

グラフィックの世界では余白の形や位置も重要なデザインの要素の1つ。 例えば、均等な余白を持つ制作物は落ち着いた安定感が感じられる反面、単調な印象になる。 逆に余白の大きさや形を不均衡にすると、狭い余白の部分は関連性のあるまとまった部分として…

グリッドの活用

「グリッドシステム」とはあらかじめ紙面をグリッドによって区切りその区切りに合わせて文章や写真などをはめ込むレイアウト手法。 グリッドシステムの基本となる形は「矩形(くけい)」。 文章や写真が矩形のなかに収まっている状態は、人の目に一番まとまり…

枠の想定

紙面に必要な要素を配置する前に必ず「枠」の位置を決める。 この枠は「判面(はんめん・はんづら)」と呼ばれるもので、基本的にこの枠の外側には文字や写真などの要素を配置しない。 紙面の中で版面の割合を「版面率」と呼ぶ。 版面率が高いほど配置出来る情…

対称

人間を始め自然界のものほとんどが対称性を持っているが、自然界でない建造物や家電などのプロダクトデザインでも対称性を持ったものが多く作られている。 それはなぜか? 対称形のものは人の目に「規則性のある図形」として認識される。 しかも対称形のもつ…

線はそれ自体には意味を持たないが、線が描かれていることにより見た人は自然に「区切り」を感じたり、あるいは線で囲まれた中にある要素を「仲間」のものとして見ることが出来る。 それは線にそれだけの力があるということ。 線の力はその太さに比例して強…

文字組み

まずは文字の大きさ。 紙面上にある文章のサイズで1番最初に決めなければならないのが本文のサイズ。 本文のサイズが決まればそのバランスに合わせてそのバランスに合わせて小見出しや見出しキャプションなどのサイズも決めていける。 一般的には5-12pt。 …

フォント・文字

文字にはさまざまなデザインがある。和文の場合は明朝体とゴシック体に大きく分類することが出来る。こういった分類のことを「書体」、文字そのものかたちやでデザインのことは「タイプフェイス」と呼ぶ。 明朝体のタイプフェイスは筆文字が原型になっている…

重心とバランス

要素を紙面に配置する際、注意したいのが全体のバランス。 バランスを見る際のこつは、紙面に配置する要素を「重さ」で考えるとゆうこと。 要素の重さはその面積と色で決まる。面積は実際にその要素のサイズで考えればよいが、色はその要素をグレーに置き換…

直線や曲線の活用

使用頻度の高い使用方法としては、要素と要素を区切るための線がある。 線にはすでにある規則性を強調する、あるいはまったく規則性のない所にも規則性を作り出すという性質がある。 この性質によって要素を視覚的に分類し、わかりやすくまとめることができ…

反復・繰り返し

配置する要素の重要度がすべて同等で、大小の強弱を付けたり、近接によってグループ化してまとまりを出すことが難しい場合は、それらの要素に「規則性」を追加する方法が有効。 この手法は商品カタログや情報誌のページなどによく利用されている。 配置する…

流れの設計

文章であっても、写真やイラストなどの図版であっても必ず読んで(見て)ほしい順序があるはず。 その順序の通りに自然に視線が移動していけばより内容が伝わりやすくなる。 逆に視線の移動が滞ったり迷ったりすると、見る人を不要に疲れさせ、その制作物の意…

整列・揃える

プロのデザイナーが作った作品がアマチュアが作ったものと異なる点は、1ミリ以下の単位の細部まできちんと整列させたり揃えたりといった気配りがあるかどうか。 これを意識しないと何となく仕上がりがだらしなく締りがないかんじに見えてしまう。 揃えるべ…

近接と遠隔

見る人に「まとまり」を感じさせるのはそれほど難しいことではない。人間は目に映るものから何らかのまとまりや意味を無意識に見出そうとするものだから。 これは「ゲシュタルト心理」と呼ばれる現象で人間はいつも目に映るものを個々の要素としてではなく、…

情報の整理

デザインが単なる趣味や自己表現ではなく、ビジネスとして成立するにはデザインを施したことによる効果がはっきり見えなければならない。 そのためにはこれから作る制作物の情報を正しく理解し整理する必要がある。 この作業には、「理解」「抽出」「配置」…

色彩計画、カラーパレット

デザインは設計なので、全体を見通した計画を行うことが重要。 デザインの全体像を検討する段階で、使うことの出来る色をカラーパレットとして用意しこの中から配色していくとバランスの良い配色がしやすくなる。 色相は円のように表現され色相環とも呼ばれ…

色のトーン

トーンは明度と彩度を合わせた概念で、濁りのない鮮やかな純色対して、白・黒・グレーを混ぜていくことで多様な色を作り出すことが出来る。 白を混ぜていくとソフトな印象の色になり、黒を混ぜていくと力強い印象になり、グレーを混ぜていくと渋みのある落ち…

色相・明度・彩度

色を使いこなす上で不可欠なのは、色相・明度・彩度を基準に考える事。 色合い、明るさ、鮮やかさという尺度で色を考える事で色の選択がしやすくなる。 グラフィックソフトのカラーピッカーも色相・明度・彩度を基準として色を選択できるようになったいるの…

多くの色を使ってデザインしようとするとバランスを取るのが難しくなる。 バランスよく色を使うには、使用する色の数を増やしすぎない事が重要。 デザインのなかのアクセントとして色を使うというのが、色を使うときの重要な使い方の1つ。 アクセントとして…