近接と遠隔

見る人に「まとまり」を感じさせるのはそれほど難しいことではない。人間は目に映るものから何らかのまとまりや意味を無意識に見出そうとするものだから。
これは「ゲシュタルト心理」と呼ばれる現象で人間はいつも目に映るものを個々の要素としてではなく、全体やまとまりとして知覚する性質がある。
「まとまり」を実際のグラフィックで感じさせるために、最も簡単でわかりやすい方法が「近接」つまりまとまりを感じさせたい要素同士を近づけて配置すること。
逆に仲間でない要素は、意図的に離して配置すべき。


多くの人が無意識に行っている作業かもしれないが、デザインを考える場合はこういった効果も意識して使っていく。