フォントとプロポーション

フォントは用途に合わせて縦横のプロポーションに工夫する。
日本語フォントには、縦に組まれることを考慮してデザインしたフォントと、横組をターゲットとしたフォントの2種類がある。
横組みをターゲットとしたフォントの代表例は「MSゴシック」「MS明朝」。
横組みフォントは特にかなのデザインが横に膨らんだようなスタイルになっている。
縦にも組めるようなデザインを持つ「太ゴ」の場合、かな全体に縦方向のストロークの存在を残した状態でデザインされている。
全体がややほっそしてみえる。これが縦組みに使えるフォントの条件。


見出しの文字の超過分を収めるためにプロポーションに工夫をする場合がる。
1文字の水平比率を縮小してあふれをクリアする方法。許容可能な値は90〜80%程度。


本文向けの英文フォントは横方向に視線を移しやすいように一般的に横広がりのフォルムを持つ。
見出しの場合は縦長のナローファミリーなどを選ぶ。