サンセリフ体
サンセリフ体は本文向けのセリフと異なり、元々キャプションや見出しなどに向けてそのスタイルが確立した。
サンセリフは「読めるフォント」としてデジタルメディアのデザインでは汎用的に使われている。
欧文のサンセリフ体は大きく分けて4つの種類に分かれる。
- グロテスク
- ヘルベチカ(Helvetica)、ユニバース(Univers)、ストロークにやや強弱がある
- ネオグロテスク
- アリアル(Arial)、単調で装飾要素がない
- ヒューマニスト
- トレブシェ(Trebuchet)、MSベルダナ(Verdana)、ミリアド(Myriad)、有機的なストロークに愛嬌がある
- ジオメトリック
- フーツラ(Futura)、幾何学図形のように均一なシェイプとストローク
ウェブページのナビゲーションといったインターフェイスのラベルに使う場合は、読みやすさを重視したネオグロテスク系が最適。
本文の場合はネオグロテスク系の羅列は「読みたくなる」気持ちを喚起しにくい側面があるので、有機的なサンセリフを使用する。