ポスターなどを見るときにそこに顔や顔のような配置物があるとつい視線を留める。
顔を使うと紙面全体を強調することができる。
もちろんどのような顔の表情なのか、男性か女性化、無名か有名かで伝わる印象はかわる。
特定の人物を使うときはどのような印象になるか十分検討しなければならない。


人物を特定しない場合でも顔をどのような大きさに配置するかで伝わる雰囲気が変わる。
紙面に対する顔のサイズを「フェイス率」と呼ぶ。
フェイス率を小さくして身体が紙面に入るようにすればするほど、装飾的になり、肉体的な特徴が伝わる。
フェイス率を大きくすると、表情や感情といった内面的な特徴や、一人の人物としての人格的な特徴が伝わる。