写真画像の補正

ディスプレーで観る写真画像は、紙向けよりコントラストを強く、明るめの設定をとる傾向があるがこれには理由がある。
一つは発色を美しくするため。ディスプレーは光で色を表現する。ビビッドな色を多く含む画像は明るく、発色がよく見える。
写真に含まれる明るいピクセル画像を増やしトントラストの高い状態に補正する方法に「レベル補正」がある。


ウェブサイト用の被写体を認識しやすくする目的で、レベル補正と合わせて「シャープ」関連の補正を行う。
シャープの度合いが強すぎると自然なピクセルグラデーションが阻害されさらっとしたノイズのようなイメージになってしまう。


もう一つウェブサイトの写真画像にやや派手な色合いを持たせる理由は、圧縮時でも見栄えが損なわれない状態を作るため。
可能な限り単純な色合いでイメージが構成されるよう、中間色を飛ばす補正をする。
ただし、レベル補正の結果被写体の輪郭がクリアになることで使用色が増え、結果的にデータ量は増える。
圧縮で見栄えを損なわないことが、軽量化につながるわけではない。