ストーリー

人間の目には足りないものを補おうとする力がある。それが想像力、イマジネーション。
見た人に想像力を働かせてもらうためには、わざと情報を削って見せる、引き算の計算が必要になる。


頭を働かせることにより、見た人はその作品の参加者となり、イマジネーションを膨らませた分だけその制作物への印象が強くなる。
制作物にストーリーを持たせるために、作り手は見る人の想像力を最大限に活用する方法を考える必要がある。


人がストーリーを感じやすい要因として、そのストーリーの時間、感情、背景などの要素がある。
これらのいずれかにターゲットを絞ることで、グラフィックのどこを引き算するかが変わってくる。


例えば時間をターゲットに絞るには、時間以外の要素を引き算するという具合に考える。